Neuro Diversity News
一般社団法人ニューロダイバーシティ協会について

一般社団法人ニューロダイバーシティ協会について

一般社団法人ニューロダイバーシティ協会の理念

私達は、アスペルガーやADHD、2Eを含むギフテッドなどの当事者がもっと自分らしく活躍でき、自信を持てて、これ以上つらい思いをしないで済む社会を目指します。そのためには、ニューロダイバーシティが尊重された「生きづらさのない社会」、つまり

  1. アスペルガー(自閉スペクトラム)やADHD、ギフテッドやその傾向などの少数派の認知・思考のあり方が、社会において構造的にも直接的にも、差別されない
  2. それぞれの特性にあった教育・労働などの環境が、同じように社会で整備される
  3. 上の結果として、神経学的に少数派の傾向を持った人がこれ以上「生きづらさ」を抱えないで済むこと

が必要だと考えています。そしてそれは、社会の利益にもつながるはずだと私達は考えていま

ニューロダイバーシティとは?

そもそも、私たちが推進している「ニューロダイバーシティ」とは何でしょうか。実は、ここまで話してきた話も全部、「ニューロダイバーシティ」の話になります。

「ニューロダイバーシティ(脳の多元性)」とは

これまで「発達障害」とされてきた自閉スペクトラム・ADHDや、ギフテッド・2E・統合失調症などの発達特性(認知や思考のあり方)は、当事者の側の欠陥や障害ではなく、性的指向や人種などのような多様性の一つであり、社会で考慮していくことが大切だ

という考え方です。またこの考え方は、「生きづらさは社会にある」という「社会モデル」を基盤の一つにしています。
そして、ニューロダイバーシティ視点による、それぞれの当事者の特性に合った環境や方策の確保などの施策が、欧米などではスタンフォード大学など各所で活発に行われており、日本でも筑波大学などが先進的な取り組みを行っています (詳しくは別の記事にて紹介しておりますので、ぜひそちらもご覧ください)