WAIS(知能検査)を受けての感想
WAIS(知能検査)を受けての感想

WAIS(知能検査)を受けての感想

こんにちは!DIODENのさいとうです。今回の記事では私がWAIS(知能検査)を受けたときの経験を書かせていただきます。これからWAIS(ウェイス)を受ける方の参考になれば嬉しいです。

みなさんはWAIS を知っていますか?WAISは発達障害の検査に使われるものですが、必ずしも診断に必須ではないです。また、自身の得意・不得意を把握して、生活に役立てる意味合いもあります。

よくある誤解としてWAIS-Ⅳやその他の知能検査で発達障害が診断できると思われてしまっていることがあります。WAISなどの知能検査は知能を測定することを目的とした検査であり、発達障害の鑑別を目的とした検査ではないです

引用:WAIS-IV(ウェクスラー式成人知能検査) | 心理オフィスK
https://s-office-k.com/psychologicaltest/wais

 

検査項目は大きく4つあり、それらを合わせた全検査IQがあります。項目の説明を軽く紹介します。

waisの4つの指標

・言語理解
語彙やことばで説明する力などを測る指標です。

・知覚推理
目で見た情報を踏まえて論理的に物事を考える力を測る指標です。

・ワーキングメモリー
耳から入った情報を短時間記憶にとどめたり、その情報を頭の中で整理しながら考える力を測る指標です。

・処理速度
単純な作業を素早く正確に行う力を測る指標です。

まず、感想として検査を受けて良かったと思ってます。長年のモヤモヤしていた気持ちが少し晴れました。

今まで生きてきて、人より手先が不器用と感じることが多くありました。学校の図工の時間で、モノを上手く組み立てられなかったり、リュックを作る際に裁縫ができなかったりなど。今回の検査で、手先の器用さは知覚推理が関わっていることが分かったんですが、この数値が私は低かったです。手先が不器用なことが、努力不足ではないことを知り、ホッとしました。

ですが、得意なことを把握できたのは良かったです。私はワーキングメモリーが水準より高いため、記憶力が良いことが分かりました。特に会話の内容を記憶するのが得意です。振り返ってみると、久しぶりに会った人で、以前の会話の内容を覚えていることに驚かれたことがあります。この能力があるおかげで、人間関係が円滑に進んでいるのかもしれません。

そこで、これらを踏まえて自身の特性の分析をしてみます。私はワーキングメモリーが凸、知覚推理が凹です。記憶力を駆使し、物事をパターン化することで、苦手を補っているのではないかと思います。知覚推理が低めなので、どうしても初めてやることのコツを掴むのが苦手です。そこで、経験していくことで溜まった情報を繋ぎ合わせ、パターン化することで対策しています。何か新しいことを始める際には人より時間がかかることは承知で取り組んでいます。

もし自分は人より得意・不得意の差が激しいなと思ったら、WAISを受けてみるのも手です。客観的なデータとして自身の特性を知れるので、日常生活においての対策が立てやすくなったと感じます。

今回はここまでにしたいと思います。もしこの記事に興味を持っていただけたら、弊NPO公式Twitterもチェックしていただけると嬉しいです!

 

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■参考資料
知能検査とは? 大人の知能検査 WAIS-Ⅳ を読み解く
https://www.kaien-lab.com/faq/2-faq-diagnosis/wais-iv/

WISC-Ⅳで知覚推理指標(PRI)が低かった子の困りごとやサポートを解説します
https://soctama.jp/column/73630

WAIS-IV(ウェクスラー式成人知能検査) | 心理オフィスK
https://s-office-k.com/psychologicaltest/wais

 

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